『まだ書いてないのかいっ!』
………と思わずにお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m
星の王子さま漬け生活が始まって1ヶ月ほど。すでに数種類の訳本を読み、解説書を読み、映画や舞台のDVDを見ているのですが、漠然としたイメージからなかなか抜け出せないでいます。
なので、頭の整理を兼ねまして……
色々な読み方のできる物語は、色々な読み方を混在させて構成すると、訳の分からない物語になってしまいます。ましてや、1時間の物語にまとめるとなると、物語の軸となる視点をきちんと決めなければと思うわけです。
また、この物語を脚本にすると、どうしても後半が朗読劇のようになってしまう傾向があるようで、それは原作が素晴らしいので仕方がないわけですが、それもどうかとも思います。もちろん、世界観や結末は原作があるわけですが、かといって小説のページを捲るような展開を舞台で再現するには限界があります。
だから、小説で展開される順番で物語を展開するのではなく、演劇的に最適なストーリーラインに再構成していくことが必要かなと思います。それに今までの経験上、物語を追って書くよりも、世界観を理解して、キャラクターを立てて動かしていく方が良いらしいことも分かってきました。
しかし、その一方でこの物語の性質上、原作に登場しないキャラクターは登場させないのがよいだろうとも思っていますし、筋違いな展開を織り込むのも良くないと思っています。星の王子さまにはたくさんのキャラクターが登場し、色々なキャラクターが王子さまを成長させていくので、このキャラクターたちを混在させて物語を作ると、面白くなりそうですが、それはやめようと。
今回は王子さまとバラ、王子さまと飛行士の関係性にある程度、的を絞っていこうと思い、その関係性を強調するのに必要なキャラクターを厳選して登場させようと考えています。
それらを踏まえて、今はフランス語対訳の本を買い込み、翻訳家によって修飾されていない原語がどのようになっているのかを確認しながら読んでいます。
そろそろ設定を組まないと……