(この記事はいずれ2015年9月26日 @ 22:15に移動します)
JR宝塚駅と阪急宝塚駅は隣り合っている。もちろん、目指す宝塚大劇場は阪急側にあるので、JRの駅舎から阪急の駅舎を通って、劇場方面へ。ここはもう既に幾度か通ったことがあるので迷わない。阪急の駅舎を出ると今年落成したブロンズ像がお出迎え。
開園時間付近に大劇場方面へと歩いている人はほぼ大劇場に行く人だ。東京の場合、劇場の周囲に色々な建物があるので必ずしもそうならない。だから、この雰囲気には独特なものを感じる。観光バスが沢山留まっている駐車場の隣を通り、2年ぶりの大劇場に到着。
宝塚大劇場は東京の劇場とは違い、レストランやお土産屋さん、謎のブティック、郵便局などがあり、観光地のような賑やかさがある。これはやはり観光客の集客のために整備された観光地の名残なのだろう。大劇場の入口で暫し佇んで、その様子を眺める。やはり雰囲気は東京の劇場とは随分違う。
阪急は鉄道利用の促進のために宝塚の観光地化を進めた。温泉、遊園地、動物園、植物園を作り、宝塚歌劇団も作った。阪急ブレーブスの始まりとなる大阪阪急野球協会も始めは宝塚球場を本拠地していたぐらいだ。しかし、時代が流れるにつれて、それらの観光施設は次第に姿を消していった。宝塚に来て、この光景を見ていると、歌劇団を最後に残した阪急の決断は正しかったと思う。
まぁ、経営者がプロ野球団より歌劇団の方が好きだったという見方のが一般的らしい。ブレーブスのファンからすれば阪急の裏切りだと考えるのだろうが、プロ野球団を経営したいと考える企業は多くあるのも事実。それに、その後のオリックスの様子を見てみれば、そう間違いではなかったように思える。しかし、歌劇団を運営するのは一筋縄ではいかないだろう。それは日本で大規模なミュージカルを上演しているのが、劇団四季を除けば、宝塚と東宝(東京宝塚)ぐらいであることからも分かる。結局、両方とも阪急の系列会社なのだ。
さて、開場後、大劇場のロビーに入る。広い(・ω・) この壮大さは東京の劇場にはない感覚。前回来た時は宝塚バウホール(中ホール)しか観なかったので大劇場の写真は掲載していないので、今回は少し大劇場を丁寧に。
まず、入って左側の上を見ると写真が掲示されている。これは東京宝塚劇場にはないもの。今日の公演の主な出演者の写真が並んでいる。順番は特別出演している専科生、その次から星組の主な出演者が生徒が学年順に並ぶ。基本的には学年順なのだけれど、下級生の抜擢があると少し並びが変わります。雰囲気が分かるように何枚か写真を撮ってみた。
入口の正面には1階席後方まで上がる階段があり、そのうらには飲み物や軽食を提供するラウンジがあります。そこにはこんな風に主要キャストのパネルが飾られている。
そして、階段には宝塚の大口スポンサーである三井住友VISAカードの看板。今のイメージキャラクターは花組トップスターの明日海りおさん。これは東京の劇場にもあります。
こんな感じで、あれこれと写真を撮って、劇場内に。今日は例の宿泊プランで確保したSS席7列目。早く客席に入ったのでまだ人もまばらなので、緞帳前に出ているセットを撮ってみました。
間もなく開演・・・(・ω・)