『The Inheritors』初稿

卒業公演用の脚本『The Inheritors』が書き終わりました。約56,600文字。多分、90分から100分の長さだと思われます。昨年の卒業公演とだいたい同じくらいの長さです。

今回の『The Inheritors』は天才詐欺師が自分の後継者を決めるために2人の若手詐欺師を競わせるという話。このプロットには元ネタがあります。2005年にブロードウェイで初演されたミュージカル『DIRTY ROTTEN SCOUNDRELS』、日本では翌2006年に【ペテン師と詐欺師】として上演されました。昔の天王洲アイルが銀河劇場となって最初の公演。日本版では鹿賀丈史さんと市村正親さんの主演で上演された作品です。もう随分と以前の作品となりますが、未だに印象深く、物語の真相が明らかになった瞬間の痛快感は鮮やかな記憶として残っています。

初めてこの作品を見たときから、いつかこういう作品を創りたいなぁ………と思っていました。当時は脚本を書いたこともなかったわけですが、脚本を書くようになってからは、いつかこのプロットで作品を作ってみたいと思っていました。

しかし、もちろん自由にキャスティングできる訳ではないので、役者の様子を観察しながら演目を考えます。今年の主演者は『Eliza!』に代表されるように凛とした強さのある娘役。いくつかの候補から最終的にこのプロットを使うことにしました。

こうして書いた『The Inheritors』。『ペテン師と詐欺師』のように下げが決まるかどうかは上演してみないとなんとも。展開としては観ている方が共犯感を持って、下げを迎えられるのがベストなのですが、ただのネタバレになっては面白くないし、さじ加減が難しい。後半の展開はそうなっているかはご覧いただくしかないのですが、たぶん上手く行ってるんじゃないかと思っています。

しかし、全編書き終わり読み返してみると、やはり序盤の展開が重い。毎回、同じ事を繰り返しているような気がするが、物語序盤の冗長さを何とか回避できるようにならないとと思いながら、どうしたら良いのかと試行錯誤。ホントはリライトする時間があれば良いのだけれど、書くが遅いのが致命的なのだろうと思いつつ、う〜ん(・ω・)

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