オー・ヘンリーで行こうと思っていた卒業公演でしたが、3年の『ドタバタ・コメディーが良い』というリクエストで再考中。彼女がイメージしているのは『A Midair Knight’s Dream』や『Alice!』シリーズのようなスラップスティック系のコメディーのようです。
卒業公演を卒業式の日、卒業式後にするという無理なスケジュールも今年度で4回目。無理なスケジュールなのですが、言うなれば1つのお祭りなので、無理して続けています。
卒業公演で1番気を遣うのはやはり演目で、それぞれの代ごとに『らしさ』が活かせるような演目を当てています。4回生は『Twinkle Night』という僕が彼女らのために初めて書いたラブ・コメディーの再演、5回生は後藤ひろひとさんの『Midsummer Carol〜ガマ王子vsザリガニ魔神〜』、6回生はピエール・ド・マリボーの『愛と偶然の戯れ』を潤色した『Love & Chance!』を上演してきました。
クリスマス公演が終わると、卒業公演を書き始めて、冬休み明けからはその稽古に向かい始めるので、そろそろ原作なり題材なりを決めなければなりません。
1年の頃から彼女のイメージは『女優』、少し浮き世離れしたような役が似合うのではないかと思っていました。3年になって、彼女を主演として考えた時には『ピグマリオン』のイライザが相応しいだろうと考えました。 何故か、それしか浮かばないぐらい、きっと似合うだろうなと思ったのですが、下町娘から貴婦人まで期待に違わず見事にやってのけてくれました。
そんな彼女の卒業公演。果たしてどんな役どころが良いのか。今までの役を振り返ると。
ウィルバー・ライト、セリア・アズナヴェール、麗子、木之元、モンビ、アリス、エミリア・クラインシュミット、サンドリーヌ、イライザ・ドゥーリトル。
振り回される発明家、人気女優、笑う看護師、保険金をつり上げる入院患者、悪い魔道士、怒れる少女、天然なドジっ子、妖艶な辣腕経営者、花売りから成長する貴婦人。
そこそこ色々な役を演じてきている。正統派のヒロインも似合えば、悪女も似合う。すました振る舞いも、天然な振る舞いも、エキセントリックな振る舞いもできる。わりと役の振り幅は大きい。どうせなら最後の作品は色々な表情を見せられる役が良いなぁ、と。
・・・と書いていて、思いついた!(*^o^*)!
やっぱり、色々文字にして頭の中を整理してみるものですね!
かつて観たあのミュージカルの仕掛けを一度使いたいと思っていたのです。きっと、彼女の雰囲気と今までの経験値を持ってすれば、きっとピッタリくるに違いない( ̄ー+ ̄)
明日一日、舞台とキャスティングを考えてみよう(^_^)v