(この記事はいずれ2015年10月25日 @ 23:15に移動します)
さて、東京で2度目、通算で5回目の『ガイズ&ドールズ』。今日は北翔さんのトップ就任が決まった日に、お披露目公演を観に行こうと約束していた友人と観劇。僕が宝塚で観た時と同様に、北翔さんが大階段を降りてきた姿を見て涙。然もありなん。
僕はといえば、さすがにもう随分と見慣れてきたので、自分の好きな場面や自分なりの見所が決まってきているので、リラックスしてみることができるようになってきています。
『ガイズ&ドールズ』の原作はデイモン・ラニアンの短編『The Idyll of Miss Sarah Brown(ミス・サラ・ブラウンのロマンス)』と『Blood Pressure(血圧)』を中心に物語を構成しています。ラニアンはニューヨークを舞台とした短編を数多く著しています。日本でいえば下町の活気というようなものが溢れる作品が目白押し。最近、少しずつ読み始めています。まぁ、小説を読み慣れていない人間にとっては、少し辛くもあるのですが(-ω-)
ラニアンの作品にはとても魅力的なキャラクターが登場します。しかし、物語自体はそれほど劇的ではない気がします。この作品から『ガイズ&ドールズ』が作られたというのは、脚本のジョー・スワーリングとエイブ・バローズの力が大きかったのだと思います。
ギャンブラーと救世軍の軍曹とのロマンス、ギャンブラーとクラブ・ダンサーとのロマンス。それを彩る人々の物語というのは色々な広がりがあるような気がします。
また、今回の舞台はセットの雰囲気がとても良く、ブロードウェイっぽい雰囲気が綺麗に再現されています。看板やネオンサインがとても良く出来ています。特に1幕の終景が美しい。ブロードウェイの街並みにスカイが去って行く場面は幕が下りるまでの短いシーンだけれど、この場面の美しさは秀逸だと思う。
およそ一番奥のホリゾントの前に平面のパネルで表現されている街並みだと思うのだが、とても立体的で美しい。ホリゾントの有形と相まって、ブロードウェイの朝焼けが綺麗に表現されています。
幕間に・・・やってみたい・・・と、ふと思う。(・ω・)
あれほどの雰囲気は作れないかも知れないけれど、遠景の街並みを再現できないものだろうか。塗りやデザインは難しいが、シルエットだけなら再現できるかも知れない。パネルに窓枠を抜いて、寒冷紗か何かを貼って、豆電球的な物を仕込めばいけるか。う〜ん(・ω・) でも、豆電球がいくつ必要になるのか、配線も大変そうだ。現実的ではないか。しかし、コピスのためなら頑張れるかも。
・・・などと考えた今日の幕間でした。
終演後はご飯を食べに行き、色々と世間話を。とても楽しい一時でした。