(この記事はいずれ2015年9月28日 @ 22:15に移動します)
しばらく大阪難波駅で待つ。当駅止まりとか尼崎行きが続き、なかなか目当ての列車が来ない。15分ぐらい待って『快速急行 神戸三宮行き』に乗車、これは阪神の車両らしい。
駅で案内では、快速急行は一部の列車が今津駅に停車すると掲示された。列車に乗って、電光掲示を観ていたら、この快速急行は今津駅には停まらないらしい。そこで今津駅の快速急行の停車駅・甲子園駅で乗り換え。『ここが甲子園かぁ・・・』と思いつつ、『各駅停車 高速神戸行き』で今津駅へ。それにしても『高速神戸』ってどんな駅なのか・・・高速道路の近くなのか?
・・・と思って調べてみると、神戸高速鉄道の開業に合わせて開業した駅らしい。この神戸高速鉄道は始まりは第三セクターで、神戸市がバラバラだった阪急・阪神・山陽・神戸のターミナルから高速神戸へと延伸させで4社の乗り換えの利便性を向上させる目的で作ったらしい。そのため、自社では車両も乗務員も持たないらしい。かつては神戸市が筆頭株主だったが、阪急・阪神の経営統合などを経て、神戸市が株を譲渡した関係で、現在は阪急系の鉄道会社ということらしい。
・・・と言うことで高速神戸駅から阪急神戸線にいけるらしいことも分かったが、時間が読めないので、最初の予定通り、今津駅で降りことにした。そんなことを調べているうちに今津駅に到着。
阪神の今津駅から阪急の今津駅へ。歴史的には阪急が今津まで延伸したのに伴い、阪神も今津に駅を置いたらしい。関西はかなり私鉄の密度が濃いように感じる。
阪急今津駅は今津線のターミナル。しかし、列車は4両までしか止まれない短いホーム。そもそも今津線は今津〜宝塚間を結ぶ路線だが、現在は今津〜西宮北口の今津(南)線と西宮北口〜宝塚の今津(北)線に分かれ、直通運転はしていない。しかも、3両編成の短い車両がワンマン運転で運行している。利用客が少ないからかと思いきや、時刻表を見てみるとラッシュ時は6分間隔、昼間も10分間隔で運行している。
『西宮北口行き』に乗って、調べてみると色々と複雑らしいことが分かった。元々、神戸線が走っていたところに、宝塚〜西宮北口間の西宝線が開業し、1926年に西宝線が今津まで延伸する際に、神戸線の線路を横断することになった。これによって平面交差(ダイヤモンドクロス)が発生。簡単に言えば、線路の電車の交差点ができてしまい、以降、これがダイヤ編成のネックに。そこで1984年に神戸線をまたがない形に南北の線路を分断し、それぞれの折り返し運転に。でも、名前はそのまま今津線というらしい。今津までつながっていないのに今津線・・・ いっそ、西宝線と今津線にしてしまえと思うのだ、慣れ親しんだというのもあるのだろう。
さて、西宮北口駅で今津(北)線に乗り換え。漂うターミナル感。『普通 宝塚行き』に乗車し、今回の旅最後の宝塚へ向かう。
せっかくなので終点一駅前の宝塚南口駅で下車。宝塚ホテルの前から、武庫川にかかる宝塚大橋を渡る。遠目に宝塚大劇場。そこでふと思う。きっと、今乗ってきた列車が、宝塚駅から戻ってくるなぁ、と。まだ、開場まで随分時間があるので、戻ってきたところを撮影してみようと宝塚大橋で待機。すると、案外早く戻ってきた。
大劇場に着いたのが会場の45分ほど前。絶妙に中途半端な時間。とりあえず、お土産屋さんで明日海缶の炭酸せんべいを購入。館内をウロウロしていると、昨日一昨日と混雑していたジェラート屋さんが時間が早いためか空いている。チャンスと思って早速、食べてみる。
そうこうしている間に開場の時刻に。いよいよ、星組宝塚大劇場公演『ガイズ&ドールズ』の千秋楽の観劇です(*^ω^*)