(この記事はいずれ2015年9月27日 @ 22:00に移動します)
宝塚遠征2日目。朝食はホテルのビュッフェ・スタイルのよくある朝食。ご他聞にもれず、旅先の朝食って何故だか食べられるもので、しっかりと食べて身支度開始。9時過ぎにチェックアウト。目の前にある万博記念公園へと向かう。その前に昨日取り忘れたホテルの外観を撮影。
万博記念公園の方へ歩き始めると、昨日の夜は目が暗闇に浮かんでいた『太陽の塔』がバッチリと姿を表す。公園のゲートに向かう途中、なにやら大規模な工事が行われていた。巨大な複合商業施設のようだ。あとで調べると『EXPO CITY』という日本最大級の複合施設らしい。これが完成すると人の流れが少し変わるのかも知れない
それにしても朝から人出が多い。すでに駐車場には多くのクルマが止まり、駅からも沢山の人が入場ゲートへと向かっている。流石の人気スポットかと思いきや、実は体育大会とバザーが目当てらしい。つまり、ただの大きな公園扱い。ほとんどがそちらのお客のようだった。
券売機で入場券を250円で購入。既に入場待ちの列ができていたので、そこに開園を待ちます。開園時間の9時30分になって入場が始まると、ほとんどの人がバザー会場である『お祭り広場』か競技場の方へと進んでいく。『太陽の塔』に食いついているのは僕ぐらいか。
『太陽の塔』はいわずと知れた岡本太郎さんによる巨大モニュメント。1970年の大阪万博のシンボルとして建設されたものです。塔の高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25m。3つの顔はそれぞれ未来を表す『黄金の顔』(頂上にあるもので直径10.6m、目の直径2m)、現在を表す『太陽の顔』(胴体の真ん中付近にあるもので直径12m)、過去を表す『黒い太陽』(背中の顔で直径8m)ということらしい。昨日光っていたのは『黄金の顔』の目で148個のLEDの明かりらしい。
この塔のことを初めて知ったのは小学生の時。実際の写真で見たわけでもなく、ファミコンのゲーム『さんまの名探偵』という大阪を舞台にしたゲームで千里丘のシンボルとして登場していた。実在するものだと知るのはその少しあとのことだったが、大阪を観光することがあったら絶対に見てみたいと思っていた。
正面から一通り眺めた後、右回りで近づいていくと、その大きさを実感。当たり前だが、近づけば近づくだけ大きく感じる。
真下に近づいていっても僕以外、誰もいない。『太陽の塔』独り占め状態で真下から見上げる。
大きい(◎_◎;)
想像していたものよりも数倍大きく感じたが、同時に高さの割りには細い印象を受ける。一番太い根元の部分で直径が僅かに20m。しかし、せり出す両腕の迫力は圧巻。近くに案内板が出ているので読んでみると、ニューヨークの自由の女神よりも大きいことが強調されていた。
暫し、太陽の塔を眺める。『そうだ!』と思って、iPhoneにイヤホンを挿して、三波春夫さんの『世界の国からこんにちは』を聞いてみる。実は三波春夫さんの曲は日頃からたくさん入れてある。『♪1970年の〜』と聞きながら、もう45年もここに立ち続けているのかと感慨にふける。
暫し眺めたあと、裏側に回って『過去の顔』を撮影。そういえば、裏側って見たことなかったかも知れないと気づく。写真を撮った背後には広大なスペースでバザーが展開されていた。そのため、あまり塔との距離を取れなかったので、全体は写せなかったのは残念だったが、『太陽の塔』は満喫できました。
今度は左回りに入場口へと戻っていく。
一回、正面に戻って、暫し眺めた後、今度は京都に向けて出発するために万博記念公園駅へと戻りました。