『LIVE POTSUNEN 2013「P+」』小林賢太郎

今日は東京モノレールかりんかい線の天王洲アイル駅の近くにある銀河劇場にお出かけ。数年前まではちょくちょくと行っていた劇場だが最近は行った記憶がない。随分と久しぶりなので駅から劇場まで少し不安になりながらの移動。開場前には劇場に到着できました。

・・・と安心するのはまだ早い。忘れていた。小林賢太郎氏関連の公演では物販に長い列ができるのだ。ついつい無駄遣いをしてしまいそうになる瞬間である。列に並んでいる間に何を買おうか悩む。トランプ、ピンバッジ、Tシャツ、ハンカチ、ポスター、シールセットと映像ソフト。

つい、全部買ってしまおうかと思うが、ここは冷静に。シールセットは性格上、買っても永遠に箱の中なのは明らかなので止めておこう。ハンカチは白にワンポイントの洒落たデザインだが、これも袋から出さず絶対に使わないのは目に見えている。Tシャツは着るかもしれないが、いかんせん高い。ということで、ピンバッジとトランプ、ポスターを購入。以前なら全部買っていたところだ。よく我慢できましたと自分を誉めたい。

さて、19時を少し回って開演。

ラーメンズの小林賢太郎氏のソロ・パフォーマンス『POTSUNEN』の最新公演となる「P+」。ヨーロッパで公演してきたという作品で『日本語の分からない人にも分かる』作品群なので、あまり言葉を発さずに進んでいった。久しぶりに小林さんのパフォーマンスを観たが、独創的な内容と表現が、どこまでも洗練されたスマートな表現で展開されていく。表情と動きが魅力的であり、動と静のコントラストが鮮やか。

とにかく、カッコイイ表現のお手本のようなものがそこにありました。

今日の中では『ん・あ・え・お』だけでシチュエーションを表現していくコントが一番好きでした。表情と動き、そして『ん・あ・え・お』の四文字のニュアンスだけで状況や感情を表現していくというシンプルなコントですが、これが最高に面白い。映像を使った表現は面白いし、驚かされることも多いですが、表現者としての小林さんの魅力が炸裂するのはこういう作品だと思います。

そうこうしている間に、あっという間に90分は過ぎ去り、気づいたら終わっていたというぐらいの充実度で終演してしまいました。さすがは小林賢太郎氏の作品群としか言いようのない、充実した90分でした。

ところで、別の話。最近、訳あってプロジェクターの使い方をあれこれ研究しています。以前からこのシリーズではプロジェクターが多用されているので使い方もかなり洗練されているので、とても参考になりました。今日の収穫はやっぱりプロジェクターを投影しているところに人を立たせる場合はピンフォローが必要だと分かったこと。映像の工夫で何とかならないかなと思っていたのですが、クッキリと円が見えるほど強くなくても良いみたいだけど、プロジェクターの光を飛ばさないとダメみたいですね。

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