(他のエピソードに先んじて書くには理由があります。とにかく書きます!)
部活の日程が土曜休みになったので、チケットを色々と物色して出かけることに。白羽の矢を立てたのは以前から一度観てみたかった笑福亭鶴瓶さんの落語。ちょうど、赤坂ACTシアターで落語会をしているらしく、これに決めました。
開場時刻少し前に地下鉄の赤坂駅に到着すると、赤坂ACTシアターに向かう階段に大行列が。何の騒ぎかと思ったら、一方はイベントスペースでは山形の芋煮が振る舞われているのに並ぶ列で、一方は赤坂BLITZのコンサートの物販に並ぶ列らしい。
赤坂ACTシアターに向かっていく階段へと進むと、のどかな風景。一安心。しかし、開場直前には4列の入場列が数十メートル。さすがの人気がうかがえました。
入場すると沢山の花と共に、冠スポンサーのゆうちょのポスターが。
開場に入ると白い緞帳に『五枚笹』の科目が映し出されています。笑福亭松鶴一門の家紋。開演までの間に2回ほどゆうちょのCMが流れた。開場は満席。
13時に開演するとカジュアルな服装の鶴瓶さんが緞帳前に登場。いわゆる『鶴瓶噺』が始まります。今回のツアー中に起こった事件などを軽妙な語り口で語り、会場は爆笑の渦に(^O^) そして、その中で本日の落語会の演目が紹介されます。今日は『私落語』『古典落語』『創作落語』と三本立てとのこと。
ここで鶴瓶さんは準備のために袖へと下がり、緞帳には今年、フィンランドで行われた鶴瓶さんの落語会の様子が流れます。
そして、1本目の私落語『かんしゃく』。鶴瓶さんの師匠である6代目松鶴の姿を描いた創作落語。落語家の師匠と弟子の姿を活き活きと描いた楽しいお話。ずっと直に観てみたいと思っていた鶴瓶さんの落語。聞きしに勝る面白さ。語り口といい豊かな表情といい、圧巻の素晴らしさで、演じている人物が浮かび上がってくるよう。これだけでも十分に観に来た甲斐があると感じます。
1本目から2本目の落語の間には和楽器による初音ミクの『千本桜』が流れる。途中からバンドネオンとヴァイオリンの音がすると思ったら、鶴瓶さんの知り合いの方が演奏に参加していたそうな。
2本目の落語は古典の『宮戸川』のいわゆる『お花半七馴れ初め』と言われる前半部分。夜遅く帰ってきた半七が家を閉め出されていると、幼なじみのお花も閉め出されて、半七は叔父のところに泊めてもらおうと歩き出すと、お花も後をつけてきてというようなお話。典型的な古典落語ですが、こちらもとても聞きやすく楽しめる落語。
ここで中入り。ここまでも大満足だったのだけれど、ここから衝撃の展開がやってきます。それが中入り後の演目『山名屋浦里』・・・(続く)