(この記事はいずれ2015年10月17日 @ 23:30に移動します)
キッチン南海でカツカレーを食べた後、徒歩数分の神保町花月へ向かいます。今日の演目は『兵動大樹の足りないパーツ』。兵動大樹さんのトークイベント。兵動さんの東京で行われるトークライブは出来るかぎり、欠かさないように気をつけています。
今回は『足りないパーツ』なので前半が兵動さんのトーク。今回は兵動さんが出演することになったフジテレビのドラマ『無痛』のエピソードが中心。印象的だったのが衣装合わせの時の話。監督から役柄の説明を受けた兵動さん。
「兵動さんは『仁川康男』という課長です」
そこから衣装合わせが始まったのですが、帽子を取って、スーツを着て、ネクタイを締めて監督の前に立つと監督が、
「あ〜〜 兵動さんの風貌、4課だなぁ〜」
ドラマの設定は殺人を扱う1課(強行犯係)らしいのだけれど、監督の見立てに寄れば兵動さんの風貌は4課(組織対策)らしい。ようはイメージが違って、監督は悩んでしまったらしい。しばらく、うなっていた監督は、
「わかりました。4課で功績を挙げた。で、1課に配属された。で、いいです!」
・・・となったらしい。恐るべしドラマの世界。もちろん、キャラクターの設定というのは大切なのだろうが、その設定は説明無しに視聴者に伝わるのかと思ってしまった。しかし、そもそも兵動さんをキャスティングする時点で気づかなかったのだろうか・・・とも思った。
あとはスマートなタクシードライバーの話も秀逸だったけれど、書いてもきって面白さは伝わらないので省略しますが、館内は爆笑の嵐でした。
さて、後半がゲストを迎えてのトーク。今回の足りないパーツは『黄色い声援』。ゲストはNON STYLEの石田明さん。漫才師2人のトークと言うことで実に軽やかなトークが展開されていきます。
冒頭でこのライブへの出演依頼について話がありました。石田さんは2日ぐらい前に「こんな仕事のオファーが来てますけどどうします?」と聞かれたらしい。兵動さん曰く、あまり早くからスケジュールを抑えて、他の大きな仕事を逃したら申し訳ないとのこと。兵動さんの人柄がうかがえるお話だと思いました。
そこからは兵動さんが羨む『黄色い声援』についてと言うよりも、主にNON STYLEのコンビ結成から現在に至るまでのお話が中心。話を聞いて、少しNON STYLEというコンビの印象が変わった感じがします。人柄を知ると見え方が変わることは往々にしてありますが、正しくそんな感じ。舞台を中心に活動したいという石田さんの気持ちが良く伝わってくるお話でした。
個性的な相方を持つ者同士と言うことで、話は大いに盛り上がり、あっという間にエンドトークに。最後は『足りないパーツ』を埋めるためのアドバイスをと言うことで、石田さんが一言。
「・・・・・・疾うの昔に諦めといてください」
場内爆笑(^O^)で幕。今回も笑いっぱなしの2時間でした。