(この記事はいずれ2015年9月21日 @ 21:00に移動します)
この秋、宝塚歌劇団月組は5つに分かれて公演していました。そのうち、どうしても観てみたいと思っていたのが、トップ娘役の愛希れいかさんのミュージックパフォーマンス『Wander of Love』。平たく言えばディナーショーのようなものです。
宝塚歌劇団はそもそも阪急電鉄の利用促進のために宝塚を観光地化することを目的に作られた経緯があります。鉄道会社がプロ野球団や遊園地を作るのと同じです。宝塚にも昔は阪急の遊園地がありましたし。その延長で考えれば、関西中心に大手ホテルグループ『阪急阪神第一ホテルグループ』が宝塚歌劇団をホテルの集客に使わない手はない。そのひとつがディナーショー。
さて、そもそも宝塚のディナーショーはなかなかチケットが取れません。今回のディナーショーは東京3公演でたぶん約1000席分ぐらい。普段の東京宝塚劇場公演は2000席の激情で40公演ちょっとなので約80000席以上のチケットがあるわけです。こう考えると、この1000席をどのぐらいの人々で争うことになるのかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
しかも、今回はあまりないトップ娘役によるディナーショー。それだけ愛希さんが人気と実力を誇っていると目されているのだと思います。しかも、演出は小柳奈穂子さん。これは見逃せない。
そう思って、ホテル分の一般発売日に電話をかけまくりましたが、結局、チケットは取れず。電話がつながる頃には販売終了のアナウンス。
残念(>_<。)
そのため、気分はすっかりCS放送での放送待ちになっていた9月の中旬。ある方面からチケットがあるとのお知らせをいただきました。これは行くしかないと、ある方からある方をご紹介いただいて、無事、最終日のランチの回に観に行くことに。
当日。今回の会場は新橋にある第一ホテル東京。もちろん阪急系のホテルです。JR新橋駅で下車し徒歩5分弱。
エレベーターで階へと上り、座席券を受け取って会場に入るとすでに満席に近い賑わい。でも、ディナーショーは2回目なので、これは想像の範囲内。雰囲気に負けずに席へと向かいました。
ディナーショーは前半1時間ぐらいが食事の時間で、後半1時間ぐらいがショーの時間のいう構成になっています。食事の時間の1時間というのは微妙な長さで、以外と落ち着かない雰囲気なので皆さん、食事のペースが早く、それに合わせて給仕のペースも早いので、ショーの始まる30分前ぐらいには食事が終わっている人が多数。その後はご歓談くださいといった感じ。
前回、ディナーショーに行った時も、ランチだったのですが、奥さんに連れられている旦那さん以外で来ているので男性というのはやはり珍しいようで、よく話しかけられます。
今回もお隣となった方と少しお話を。基本的に人見知りなのでそのシチュエーションは結構、辛いのだけれど、今回は相手がとても年上だったので意外とやんわりとお話ができました。
その方はかなり精力的に観劇してらっしゃるようで、最近も宝塚までお出かけになられて、宝塚の舞踊会を観てこられたそうな。やはり、北翔さんが素晴らしかったらしい。また、東京でのほぼ網羅されているようで、それぞれの感想を話してくださった。こういう機会はなかなかないので貴重です。ものの見え方は人それぞれですから、自分の好みではないスターさんの魅力について聞かされると、そういう見方もあるのだなぁと面白く感じます。そうこうするうちに、開演の時間に。
・・・前置きが長くなりましたが、次の記事でショーについて書きます(^^;;