「アル・カポネ」宝塚歌劇団雪組★

今日はainurさんにお誘い頂いて雪組公演『アル・カポネ—スカーフェイスに秘められた真実—』を見に出かけた。赤坂ACTシアターは何年ぶりかと思い返すと、もう6年ぶりぐらいであると思い至る。たぶん、2009年の宙組公演『逆転裁判2』以来だと思います。また、雪組の公演を観に行くのは音月桂さんの退団公演に北翔海莉さんが特別出演した時以来なので、かなり久しぶりでした。

とにかく今年は観る量を増やそうと、少し無理なスケジュールを組んでいます。とにかく今はインプットを増やさなければならないのかなと。

この公演は昨年、花組から組替えした望海風斗さんの主演公演。「望海風斗」で「アル・カポネ」とくれば恐らく間違いなく面白い作品になるだろうというのは想像に難くなく、案の定、チケットの取りづらい公演に。ainurさんにお誘い頂かなかったら、まぁ、行けなかったと思います。

さて、物語は1929年〜1930年にかけての刑務所から始まります。この時期を境目に、1幕ではそれ以前の回想を中心に、2幕はその釈放後を中心に描かれます。前半の回想部分の狂言回しにはアル・カポネをモデルにした映画「スカーフェイス」の脚本家、ベン・ヘクトを配し、アル・カポネとの対話によって回想シーンが進む。とても流れの良い展開で全く時間が気にならずに見られた。後半のたたみ掛けも見事。実際のアル・カポネ像とは違う部分もあるのかもしれないけれど、物語として楽しめる展開だった。

主演の望海さんはいつ主演男役になってもおかしくない実力の持ち主であることを改めて感じさせてくれました。歌はもちろんのこと、2幕冒頭のダンスシーンは花組の前のトップスター・蘭寿とむさんを彷彿とさせるような振付もあり、ダンスもお見事。

何より圧巻だったのは最後の裁判のシーンでした。陪審員を買収していたはずのアル・カポネが味方の裏切りあって、アル・カポネの手の回っていない陪審員に差し替えられてしまった場面。奈落に突き落とされるようなアル・カポネの姿を見事に演じられていた。ある意味では自業自得であるはずの運命を見せられているにもかかわらず、思わず同情してしまうという(シェイクスピアで云えばリチャード三世のような)最も美しい悪役像を見事に浮かび上がり、感情が歌に乗るというのはこう言うことなのだろうと改めて感じられた場面でした。

そして、フィナーレの「It Don’t Mean a Thing (If It Ain’t Got That Swing)」も圧巻のパフォーマンスだった。やはり、歌が上手な人が真ん中に立っている舞台は素晴らしいと改めて感じる作品でした。

・・・ということで、家に帰ってすぐに注文してしまいました(・ω・)

(この記事はいずれ2015年5月31日 @ 20:00に移動します)

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