『しまうまのきせつ』新☆強綺団

久しぶりの休みだけれど、今日は朝からお出かけです。とりあえず、着替えて自転車で最寄駅へ向い、40分くらい電車に揺られ、予定通り10時24分に渋谷駅に着きました。

目的地は実践女子大学の渋谷キャンパス。大学を訪れるのは初めてだけれど、隣接する中学校には来たことがあります。小学校の同級生が中学受験をして進学したのがここの中学校で、中学生の頃に文化祭に来たことが。それ以来なので20年ぶりの実践女子訪問。

目的は実践女子大学演劇部・新☆強綺団の4年生公演。演劇部の卒業生が実践女子大学の演劇部に所属していて、その最後の公演が今日と明日とのこと。幸い唯一、今日の朝公演だけ見に行ける日程だったので、観に行くことにしました。

実践女子大学の渋谷キャンパスまでは徒歩で10分弱。校舎は建って間もないということで、非常に綺麗でした。守衛室へ行き、入構証を受け取り、7階の教室へ。建物内は壁にガラスが多く使われているためか非常に明るい印象。

開場が10時半だったのですが、着いてみたら、まさかの1番乗り。まさか出演者より観客が少ない展開かと少し気まずかったけれど、次第に観客も増えて、一安心。

さて、本日の演目は『しまうまのきせつ』。3つのエピソードによるオムニバス形式の物語。『しまうま公園』に昔から伝わるジンクスを巡る3組のペアの物語でした。フライヤーによると『夕方、誰にも見られずにしまうま公園で告白した恋は成就する』というコピーが書いてあるわりにはエピソードの自由度が高く、3つのエピソードとも実によく練られた構成になっていて、多少、語りすぎな気もしないでもないけれど、表現したいことに素直な作品という印象が残りました。

さて、ウチの卒業生の様子を少し。役者として出演していた作品は幸せな感じの『きみのことば』というエピソード。こちらは他のエピソードを挟むように3パートに分かれている作品でしたが、彼女らしいフンワリとした雰囲気が十分に活かされていました。嬉しさを表現するときに肩を竦める姿は高校の頃から変わらず、いかにも彼女らしい姿でした。

一方、作・演出していた作品はかなりドロッと感のある『わたしのしあわせ』という作品。どの作品を作・演出したかは聞いていなかったけれど、始まって間もなく『これだろうな』と感じられました。女の子が豹変していく流れが手際よく描かれていて、だんだんと猟奇的な展開へと進んでいくのも、無理のない感じでした。極々、あえて言えば導入で男の子が急いで帰りたい感じが出ていたら、なお後半の展開に向けての繋がりができたかなとも思いましたが、彼女の演出に役者さんたちが良く応えていたように感じられました。

上演は1時間あまり。3人の作家による演目のわりには良くまとまった内容に仕上がっていました。このあたりは部としてのまとまり感が活かされていたのかなとも思います。兎にも角にも、良い雰囲気の公演でした。

それにしても、赤メガネは懐かしかった(-ω-)

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