12月の半ば過ぎ、ネットでニュースを見ていたら『史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』が再放送されるという記事が出ていた。
1977年に放送が始まった『アメリカ横断ウルトラクイズ』は16年続き、1998年に1年限りの復活をした後、放送されていない。僕が観ていた頃は1988年の第12回大会からで、当時10歳だった僕にとっては憧れのクイズ番組。たぶん、僕の頭の中にあるアメリカの風景は多分にこの番組で観た風景だと思う。
実は去年の6月に第12回が再放送されていたらしい。全く気づいていなかった。それに続いて今月に第13回が再放送されるという。第13回は僕が初めてビデオで録画した最初の回で、何度も何度も繰り返して観た回である。あまりにも見過ぎて、テレビで放送された問題の答えは全て憶えてしまったぐらい。今でもビデオテープがあるが再生できるかどうかは不明。それが放送されるというのだから、とても嬉しいニュース。
放送するのはCSの『ファミリー劇場』というチャンネル。そこで暦が変わったところで『ファミリー劇場』の視聴契約を。第13回の放送に先駆けて、第12回を再放送するというので、元日の夜から『第12回アメリカ横断ウルトラクイズ』の一挙放送を見てしまった。
第12回は日本からグアム、アラスカのバローから南アメリカのフェゴ島まで縦断し、フロリダに戻り、ニューヨークへと進むルートの回。服装や髪型、第一問の答えを調べるために電話ボックスにできる行列などは時代を感じさせるものがあるけれど、番組のスケール感は色あせること無く、充分に楽しめるものだった。
これはますます第13回が楽しみになってきました(・ω・)
僕らの世代より上の世代で、テレビをよく見る人であれば『ニューヨークに行きたいか!』というフレーズに聞き覚えのある人も多いと思う。色々な番組でパロディーが作られていたし、大型クイズ番組として知名度もあった。
でも、最後の放送が1998年なので今の高校生は当然知らない………というのも、5、6年前の話にふと思ったことがあった。ラーメンズの小林賢太郎さんの『○』という作品の中で、この番組を模したネタがあるのだが、それを部員に見せた時に元ネタを知っているのかと疑問に思って聞いてみた。すると、やっぱり知らなかった。
しかし、それでもちゃんとクイズ番組のパロディであることは理解していた。きっと、クイズ番組としてのフレームの完成度が高いから、オリジナルを知らなくても、たくさんの人が集まってクイズに答えているというシチュエーションが伝わっているのだと感じた。
さて、月末から放送される第13回。第一問は『ニューヨークの自由の女神はかつて灯台だった。○か×か』。今から楽しみ( ´▽`)