お守りとパーカー

時は昨秋の中央発表会の上演順の抽選会の日に遡ります。

この日の朝、ふと思い出して普段は家の本棚の高いところに置いてあるお守りを持って行くことにしました。お守りは先日の宝塚遠征の際に芸能神社から授かったお守りです。芸術劇場へと行き、午前中にヒヤリングを済ませ、午後一で抽選会。5年ぶりのヒヤリングにグッタリとしていましたが、抽選会中はずっとお守りを握りしめつつ見守り、上演順は8番目。遅い順番が良いなと思っていたので、ホッとしました。

それから数日が経過して、11月に入ったある日。大道具の塗り直しなどをしながら、前任校の演劇部の卒業生のネットラジオを聞いていたら、番組のパーカーが発売になるという。普段から気づいた物は出来るだけ買おうと思っているので、すぐにネットで注文。

そこから2週間後ぐらい。まさかの脚本書き直しから怒濤の稽古が続いて、何とか迎えた11月15日。大道具の搬入を終えて、学校に戻っての稽古を終えて、家に帰るとそのパーカーが届いていました。背中に大きく英語のロゴの入ったグレーのパーカー。まぁ、あまり実際に着る場面はあまりないと思っていたのですが、少し肌寒くなってきたし、明日から4日間はずっと劇場の中だと思い、中央発表会の期間中、着ていくことに。

もう一方で、11月6日から脚本を書き直してわずか2週間ほどで中央発表会を迎えるという状況に『何とか上演が終わりますように』と神頼み。再び、お守りを取り出して、身につけることに。しかし、どうも物を置き忘れたり、無くしやすい習性を持っているので、お守りを持っているというのも不安。お守りを無くしたら逆効果のような気がするし、無くした瞬間から途方も無く落ち込むことは目に見えている。その時、

そうだ!(^^)! このパーカーのポケットの中にお守りを縫い付けてしまおう!

・・・と閃く。さっそく裁縫道具を取り出して、パーカーのポケットの奥の部分にお守りの紐の部分を縫い付けてみると、ポケットから出るか出ないかという絶妙の長さに収まる。これで落とすことは無いし、常に携帯もできるということで、そこから4日間、お守り付きパーカーを着て生活。リハーサルの始まり、当日の立込前、上演前など、何かある度にポケットの中のお守りをギュっと握る習慣が尽きました。

それで結果が良かったりすると験を担がないといけないような気がして、そのパーカーを関東の打合せ会にも着ていきました。やはり午後一だった抽選会でも、やっぱりポケットの中でギュッと握っていると、最後から2番目。こういう風に結果が良いと、置いていく気になれず関東大会にも着ていくことに。関東大会でもリハーサルや仕込み、本番ごとにギュッと握り続ける。それ故、うっかり自分が表彰されることになった時に、パーカー姿で台上に上がることになってしまいましたが・・・

そして、3月のコピス公演の時もこのパーカーを着ていました。何となく、この演目の時には着るものだというような感じになってきています。上演を観に来た当の卒業生に『いや、なんか恥ずかしいです』と言われつつも、こちらはもう埼玉・新潟と着慣れてしまっているので(>_<)/

・・・ということで、4月の全国大会の打合せにも着ていくことに。仙台入りの日の昼間は気温20度を超えていたそうで、夜も十分に暑く、パーカーは少し熱かった。ヒヤリングと抽選会の日、また、抽選会場でギュッと握っていると、部長がラストを引き当てる。最後を嫌がる学校もあるかと思いますが、ウチは最後の上演になれているので落ち着いて出来る順番だし、むしろ今回の演目はどう考えてもフィナーレ向き。

う〜ん(@_@) また脱ぐタイミングが(-_-;)

次は6月のコピス、7月の壮行公演、8月の全国大会。パーカーを着るには暑いけど、これで着ていかずに結果が悪かったら一生悔やみそうなので着ていくんだろうな、と(+_+)

全国大会が終わったら、御礼参りに伺わなければ・・・

 

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