顧問生活初の合同稽古・・・

去年の9月の末頃のこと。朝霞高校の顧問の先生からメールを頂きました。内容は以前、上演した演目の脚本を読ませて欲しいということと稽古の様子を見学させて欲しいということ。残念ながら脚本の方は上演するには至りませんでしたが、稽古見学は本当は10月末から11月初旬にと話していました。しかし、中央発表会に出ることになったので11月下旬から12月に延期。さらに関東研究大会に出ることになって更に延期となっていました。

・・・というか、そもそも本来、稽古見学や合同稽古は脊髄反射的にお断りするのですが、今回お引き受けしたのにはワケがあります。何事でもそういうものだと思いますが、苦しい時に応援してくれたことは、いつまでも心に残るもの。2013年の『D Lover 』、『ビューティフル・サンデイ』から2014年3月の6回生卒業公演『Love & Chance!』にかけて朝霞高校の生徒さんは最後は校内公演まで足を運んでくださるほどでした。あの時に一番『Love & Chance!』を気に入ってくれたのは朝霞高校の皆さんで、その印象があったからこそ、昨秋にその再演をしたという面があります。あの時の応援にはいつか報いなければならないと思っていましたし、それができる機会が巡ってきたという気もしたわけです。

さて、そんなこんなで顧問生活初の合同稽古。

最初にお話ししたのは、色々と話をするけれど、あくまで1つのアプローチでしかないので、全部取り入れるなんて思わずに、納得いったところだけ参考にしてくださいということ。何事も影響を受けすぎるのはよくないし、ある演劇集団の方向性はその集団内で決められるべきだと思うので、あくまで考える題材ぐらいになったらと思うわけです。

・・・とはいえ、時間も短かったので大したことはできなかったような気がしますが、取りあえず発声の1つの方法を体験してもらって、朝霞さんが取り組んでいる台本の一部分の稽古を見せてもらって、ウチが同じ場面の稽古をしてみて、その後、朝霞さんの稽古に戻って、こうしたいというイメージに近づけるにはこんなのはいかがと、立ち位置や大道具の置き方などの1つの考え方をお話しました。あくまで断定しないように話をするように心がけたつもりですが、なかなか難しい。

それでも、わざわざ稽古場まで来てもらったし、顧問の先生も良く知っている方だったので反応を見つつ、困らせることのないようにお話をさせて頂きましたが、話す内容を加減しながらだったので、少し(かなり?)気づかれ。

良い経験になったとは思いますが、たぶん、またしばらくは致しません(+_+;)

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