埼玉県高等学校演劇連盟西部A地区の春季演劇祭が終わりました。参加校が減っている地区も多い中、ウチの地区は最近堅調で今春は参加校が増えました。これはとても嬉しいことです。
さて、今回の演目は『Ernest! =PREQUEL ”Can’t Help Fallin’ in Love!”=』。今年で3年目となるコビスみよしでの高校演劇フェスティバルとの連作でお届けする作品です。昨年と同様、コピスでオスカー・ワイルドの『The Importance of Being Earnest(真面目が肝心)』を上演するにあたって、その物語の前章となる物語をと考えたのが、この物語でした。
本編である『The Importance of Being Earnest』は、冒頭からアーネストのグウェンドレンへのプロポーズが話題となり、それにグウェンドレンの母・ブラックネル卿夫人が立ちはだかるという内容。そこで今回は、そうなった『理由』を少し考えて表現してみようと試みたのと、昨年の『Eliza!』と同じく、後編から見ても楽しめるように本編には入らずに物語を組み立てようというのが今回の前編のコンセプトでした。
『初稿』の時にも書いた通り、個人的には『う〜ん(@@)』といった感じでした。後半少し物語をまとめるのを急いでしまい、説明科白が多くなってしまったこと。あとは物語の構成も少し甘かったような気がしていました。なので、もし観た印象が良かったとすれば役者たちがよく頑張ってくれたということだろうと思います。
どうも脚本だけは毎回毎回、手応えがない。書いた本数は増えてきていますが、なかなか上達しないのが、もどかしいところでもあります。もちろん、僕自身の手応えとは異なり、今回は思いの外、色々な方に褒めて頂いたのですが、これで浮かれてはいられないと思うわけです。
もちろん、褒めて頂くことは嬉しいけれど、基本的にはもう少し、しっかりとした科白を書けるようになりたいなと思います。そのためにはまず今のような勉強不足状態ではいけないなと反省しきり。やっぱり、もう少し本を読んだり、芝居や映画を観たりする時間を増やさないといけない。
しかし、一方でコピスが足音を立てて近づいて来ます。何か面白いものを作らねばとの思いは誰より強いと思うのですが、気負いすぎて去年は少し重くなりすぎたので、今年は明るい雰囲気の芝居になるように頑張りたいと思います。
さて、プロットを組み立てようっと。
(この記事はいずれ2015年4月25日 @ 23:00に移動します)