春季演劇祭の脚本『Ernest! =PREQUEL “Can’t Help Fallin’ in Love!”=』の初稿が上がりました。文字数にして約34,355文字。ト書きを抜くと18,388文字。テンポの速い芝居で、ゆっくりになる場面も少ないので、少し言葉が多めですが、たぶん60分に収まる分量だと思われます。
作品としては、オスカー・ワイルドの『The Importance of Being Earnest(真面目が肝心)』をベースにした作品。構造としては昨年の『Eliza!』と同じような感じで、本編の前段の物語ということになりますが、去年と違ってさしたる内容はありません(^^;; 基本的に『Eliza!』とは違って、本編が教訓的な物語ではないので、良い感じの物語にすると本編につながらない。なので、軽いコメディーになっています。
ですが、今回は色々あって書き始めてからプロットを組み替えたり、途中で代役を立てたため、前半の当てと後半の当てが違っていたりと、すこしちぐはぐ。後半、説明科白過多と思われる部分もあります。う〜ん(◎_◎;) この辺りについては観て頂いて批判していただくしかないかなと思っています。
今回のキャストは7名。今回の作品では科白が多いのはアーネストとアルジャノンで350ぐらい。次いでブルーノとフレディーが150ぐらい。そして、ジュリエット、ブラックネル、グウェンドレンと続きます。当然、科白が多いということは、それに比例して出番も多くなります。今回は基本、コメディーベースの作品なので、それぞれの役に見せ場があります。そこをいかに生き生きと演じられるか、そして相手役と共に輝くことができるかが作品の成否を大きく左右することになるのかなと思います。
兎にも角にも『オープニングのようなエンディング』へ向けての怒濤の1時間をお届けできるように明日からはセット作りと選曲を始めないと(・ω・)