(この記事はいずれ2017年10月9日 @ 23:45に移動します)
前任校で初めて担任した時に3年間担任した唯一の生徒から結婚式の連絡があったのが4月の始め。さすがに3年間担任をしていると断る気にもなれず、出席するとお返事を。それから少し経って5月の半ば、全国大会の入場整理券の連絡を回したときに、演劇部の卒業生から結婚式の案内が。話を聞いてみると、なんと同じ日の同じ時間(‥;)
教え子の結婚式に初めて呼ばれて、いきなり日程が重なるという事態。本来は先に話のあった方を優先するのだろうけれど、方や演劇部の卒業生となると、そう簡単には割り切れず、幸い会場の最寄り駅が浜松町と目黒で近いこともあり、式と披露宴に分けて出席することに。そこで、先に話のあった方を優先して聞いてみると、披露宴が良いということだったので、演劇部の卒業生の式に出て、担任した生徒の披露宴に出席することにしました。
それから少し経った全国大会の上演後のロビー。仙台まで観に来てくれた結婚する卒業生と仲間たち。そこで余興の脚本を頼まれました。短編を書いたことがないので、かなり不安でしたが、これは断るわけにはいかないのだろうと引き受けました。オーダーとしては全員出ること(新婦も含めて)だったので、ドレスを着て動けない新婦をどうやって登場させるかを含めて色々と考えたり、色々と出席する側の部員に色々とリサーチをしたりして、何とか書き上げてファイルを送ったのが9月17日。その後、彼らは何度か集まって稽古をしていたよう。
さて、結婚式当日。10時を目指して浜松町駅からほど近くのホテルインターコンチネンタル東京ベイへ。それほど駅から離れてはいないけれど、快晴だし、礼服を着込んでいるしで暑い。汗かきつつ到着して受付を済ませると既にOとYが来ていました。程なくSとFが登場、最後にKが来て、全員集合。Kは開口一番、『なんで披露宴にいないんですか!』という感じだった。つまりは余興が重く重くのしかかっているわけで、全員揃うと誰とも無く科白を合わせが始まります。その光景は何となく微笑ましくもありました。
程なく式が始まるため式場へと移動。温かい雰囲気の中、一通り式が終わったところで、余興のことが気になりつつも、先約であった方へ向かうため、ホテルを出発。山手線に乗って目黒駅へ移動し、目黒雅叙園へ。こちらは基本、座っているだけのお客さんなので、呼ばれていた新婦の同級生と話をしながらの2時間弱。こちらもとても温かい雰囲気の披露宴でした。少しだけ、披露宴っぽい雰囲気を。
・・・と、食べ物だけですが、大変美味しく頂きました(๑˃̵ᴗ˂̵)
さて、披露宴終了後。演劇部の卒業生組と連絡を取り、池袋で合流し、二次会が始まったのが15時半。
とりあえず、撮影した余興の映像を観ながら反省会。余興なのに最初にアクションを起こすのが新婦というものでしたが、映像を観る限り、周りの人たちは食事の手を止め、観ていてくれていたようなので一安心。本人たち的には科白を間違えたり、歌の振りを間違えたりと色々あったようですが、そこはそれ、結婚式の余興ですから割りと温かく見てもらえたよう。この余興に参加した代の部員で唯一、芸能活動しているKは前日に大きなお仕事を終えたばかりだったのだけれど、『準備して臨んだ本番よりも、準備不足の余興の方がある意味、緊張した』らしい。何となくニュアンスは伝わってきた(・ω・)
さて、そんなことも1時間ほどで終わり、そこからは色々な話。色々といっても、ほぼ漫画かアニメか特撮の話。この代は特にその辺についてこだわりが強く、まぁ、喋る喋る(。・ω・。) ほとんど知らない作品ばかりなので、内容的には何が何だかという感じなのだけれど、これだけの熱量を持って語れるというのは大したものだし、その楽しそうな話しぶりは聞いているだけでも十分に楽しめましたし、時間さえあれば、ちょっと読んでみよう、観てみようとも思いました。
その様子を見ていて、誰にでも好きなものというのはあると思うけれど、それをどのくらいの熱量で語れるかは表現者として1つのバロメーターなのかなと感じました。考えてみれば『あの芝居のあの科白』みたいなことなのだろうし、Kの場合はそれが仕事と直結しているのだから、そうあるべきなのだろうとも。もう1つ感心したのは、表情がクルクル、クルクルと変わりながら話していること。基本は声のお仕事なのだろうけれど、表情が実に豊か。だから、ビジュアル的にも見ていて飽きない。
大したものだと思いながらも、二次会が終わったのは23時。あっという間ではありましたが、7時間半はさすがに・・・(>_<)