※5年前にどんな準備をしていたかの記憶がほとんど無くって困っているので、メモを残しておこうと思います。
11/16(水)
午前中からバタバタと搬出の準備。山台の側面に移動用のキャスターを取付。人数が少ないのにセットが大がかりなことと、稽古場が5階なのことが相まって結構な時間がかかる。もう少し道具を減らせば良いのかも知れないけれど、作品には必要最低限かなとも思う。1階に降ろした後、トラックに積み込み、劇場へと出発。途中、オリンピックによって、足りなかった分のキャスターを購入。
13時30分頃から劇場にて搬入開始。早速、キャスターが威力を発揮し、一番大きな台も部員1人でコロコロと移動できた。その後、中央扉に人形を取付作業終了。部員は稽古のため、学校へと戻したあと、追加で買ってきたキャスターをコツコツ付ける。その後、事務局楽屋に暫し佇んだ後、18時を目指して学校へと戻り、通しを観る。57分ちょっと。2分もどこかに消えた。さすがにこれは早すぎる(-_-;)
11/17(木)
午前中、劇場へ。最初は特に役割分担も無かったのだけれど、稽古場係の方が来られなくなったそうで急遽、楽屋・稽古場係に抜擢される。初日の学校は芸術劇場になれた顧問の先生が多かったので、坂戸のS先生や農三のりゅう先輩などに『出場校なのに?』と言われつつ、お仕事を。その合間に、リハーサルの段取りをプリントにまとめ、照明Cueごとのコンテ図を書く。コピスのリハ前にはいつも書いているのだけれど、今回は80もCueがあるためちょっと大変。
18時を目指して、学校へ戻って通しを観る。59分ちょっとに戻る。お帰りなさい2分。なかなかタイムが安定しないのは練習不足のせい。少し不安。
11/18(金)
朝から劇場。午前中からリハーサルのため、朝から発声などでパタパタする。11時10分からリハーサル。セットの立込に段取りがたくさんあるのだけれど、舞台のスタッフさんがパンチを敷くラインにラインを引いてくださったため、あっという間にパンチが敷けた。パンチが敷ければ後は測らずとも道具を置いていけるので、割りとあっさりセットが立った。そこから照明のスタッフさんがシュートもをもの凄い手際で進めてくださって、照明Cueの確認に。そこからは時間がかかったけれど、Cue42で詰まった以外は問題なく進み、概ね提出してあったリハーサルの進行表の時間で終了。音のボリュームを取り、すぐに緞帳の上げ下げのきっかけをとり、リハーサル時間終了、撤収。リハーサルは時間通りに収まった。
しかし、リハーサル終了後、詰まったCue42を調べてみると、Cueコンテが間違っていることに気づく。不安になってCueシートとコンテを調べてみるとCue42とCue43が間違っている。そこで昼休みに照明のスタッフさんに相談。この日のリハーサル終了後に確認させてもらうことに。
午後は練習室で稽古。小・中練習室では場面毎を抜いて稽古。大練習室ではスズランテープでセットの形を敷いて、通し稽古。59分半ぐらい。地味に伸び始めている。大きく気になったところを返し稽古。18時半に終了して、部員は帰宅。
19時過ぎにこの日のリハーサルが終了したところで、Cue43を確認させてもらうと。やはり間違っていた。このCueだけ訂正させて頂いて、この日は終了。
11/19(土)
朝から劇場へ。上演校の顧問だし、これといった仕事は無いのだけれど、開会式までは色々とパタパタしながら、初日の舞監会議に出席。その後も久しぶりにお会いする方々にご挨拶などなど。そうこうしているうちにyassallさんやnatsuさん、momさんたちもご来場。ご挨拶回りをしているうちに開会式が始まる。
この日は2日目の上演校の練習室割り当ての時間を大所帯の学校に譲ったので、午後は学校に戻って練習。この日が推薦入試だった部員が戻ってきたところで通してみると60分を少し越える。気になるところを直してもう一度通すと、やっぱり60分とちょっと。本番は早くなるとは思うけれど、やっぱり心配(>_<。)
稽古が終わってから、扉裏の人形に取り付ける灯体隠しを作成。黒く塗って放置。
11/20(日)
朝、学校に衣装や灯体隠しを取りに行ってから劇場へ。凄い霧が出ていて視界はとっても悪かったけれど、日曜の朝だけあって道は空いていた。劇場入りしたらば生徒を発声に連れて行き、その隙に灯体隠しを人形に取り付けたり、ビデオカメラを客席に持って行ったりと準備を整える。そうこうしていると大宮の小父さん登場。和む。
今日は県立川口さんがトップバッター。自分が推薦した学校だから勿論、気になるところだけれど、そうこうするうちに進行係の先生が楽屋に呼びにくる。舞台裏に移動して、搬入の準備をしていると『奇跡』が流れ始める。時計を観ると11時30分。ちょっと時間をオーバーしたかも・・・と考える間もなく、遮音幕がオープン。川口高校さんが出た後、搬入開始。一昨日に引き続き、ウチの仕込みにしてはとても順調。部員に声を掛けて、客席へ。
定刻で開演。最初のうちは場毎のラップを気にしていたけど、序盤からかなり飛ばしていたので、途中で絶対、時間オーバーはないと確信し、時計は見なくなる。結果、かなり走ってしまったが大きなトラブルはなく終了。一時は上演中止が過ぎったことを考えれば、無事上演が終わったことでホッと一息。
上演後、舞台裏に走って撤収開始。その後、上演を観に来てくれていた前任校と今の学校の卒業生に挨拶など。ずっと小規模な部活だけれど、長くやっていると卒業生もそこそこ増えてきていて、今日は20人くらいが来てくれていた。
午後一の上演は秩父農工さん。こちらも自分が推薦した学校なので、気になるところだけれど、楽屋を空ける時間も近づいているのでパタパタしながら、楽屋モニタでチェック。
全公演の終了後は舞台裏で大道具の搬出準備。その後は上演校の顧問が楽屋周りにいると迷惑なので客席へ。会場にいた知り合いの顧問の先生にご挨拶などしつつ待っていると、少し押して講評が始まる。すると、前任校でお世話になったM先生が現れる。懐かしい。
その後、表彰に。最優秀賞はやっぱり秩父農工さん。まぁ、そうでしょうとも。作者先生にも直接、言っているので良いかと思って書きますが、話は全く好みでは無いけれど(←ココ重要)、作劇も演出も装置も照明も音響も隙が無い。『高校生らしさ』を少し重視すれば他の選択肢もあると思うけれど、演劇的な完成度で見れば今回の10校では秩父農工さんが圧倒的。全く好みじゃ無いけれど。と同時に、最優秀賞が秩父農工と聞いて、優秀賞一席はウチかもしれないと思う。理由は『高校生らしさ』の扱い。予感が当たってウチが優秀賞一席に。5年前と同じ並びで、5年前と同じ新潟会場に推薦されることに。
表彰式後、大道具の搬出を終えて部員は帰宅。1人残ってスタッフさんたちへの慰労会に出席。基本、陰陽でいえば『陰』の人間なので、そういう場では静かに佇んでいたいのですが、精一杯の社交性をかき集めて、審査員やスタッフさんとお話をさせて頂く。
慰労会後はnatsuさん、yassallさん、川西のUさん、りゅう先輩と合流して与野本町前で反省会。やはり日頃から叱咤激励してくれる方々の存在は有り難い。23時過ぎに与野本町を出発し、帰宅。