クマ作りの手順★

(この記事はいずれ2015年9月3日 @ 21:00に移動します)

2009年のこと。前の学校で『A Midair Knight’s Dream』という作品を上演した時に2頭のクマを作りました。経緯としては、その頃は後藤ひろひとさんの作品の影響を強く受けていた時期で、後藤さんの作品に登場する『トコトコウマ』のようなキャラクターを登場させたいと言うようなことだったと思います。

このクマ。正確には元々、市販されているクマのぬいぐるみにカバーを付けて、印象的な目を付けたもの。名前も後藤さんの作品『姫が愛したダニ小僧』の登場人物から水色グマが『ベアトリーチェ』、ピンクグマが『フリードリッヒ』となりました。その後、前の学校の最後の作品『La Esperanza』にも登場し、外部での公演ではこれが最後の登場となっていました。

しかし、現在の学校に移ってから、7月の新人公演で『A Midair Knight’s Dream』と『La Esperanza』を上演していたので毎年、このクマが活躍する機会がありました。しかし、そのせいもあってか、近年は色あせが激しく、今年3月の卒業公演『The Inheritors』に登場させたのを機会に、クマカバーを貼り替えることとしました。

まず、初代『フリードリッヒ』の最後の撮影。そして、カバーを剥がしていきます。6年前、裁縫なんて小学校以来だった中、執念の手縫いで仕上げたフリードリッヒ。当時の技術を反映してか、縫い目もかなり荒いので、意外と順調に剥がすことができ、ものの数分で元の姿が現れます。

6年間お世話になったフリードリッヒ。
6年間お世話になり、随分と色あせたフリードリッヒ。
フリードリッヒの中身。6年前、学校の近くのリサイクルショップで購入。
フリードリッヒの中身。6年前、学校の近くのリサイクルショップで購入。

次に適当な大きさに切った布を胴回りにあてて、織り込みながら縫っていきます。胴回りと頭は形が手縫いで形を取っていきます。次に腕・足・耳については剥がした布を型紙変わりに、新しい布に形を写し取り、ミシンで縫えそうな部分についてはミシンで縫ってしまいます。そして、クマの足に履かさせて胴回りと足を縫い合わせていきます。

出来上がったパーツを少しずつ縫い合わせていき、最後は初代フリードリッヒの目を移植して新生フリードリッヒの完成(^_^)v

こんな感じでカバーを付けていきます。
こんな感じで、パーツごとにカバーを付けていきます。
完成。元々、この色だったんです(・ω・)
完成。かなり鮮やか。元々、この色だったんです(・ω・)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です