『孤独のグルメ』巡り 3-03「かどや」★

(この記事はいずれ2016年6月23日 @ 23:30に移動します)

下田から帰路につくのですが、熱海から伊豆半島をずっと海沿いを走ってきたので、帰りは山沿いを通って帰ろうとなりました。とりあえず河津市ま海沿いを戻って、河津川沿いを北上することにしました。この頃になると雨は随分と落ち着いてきましたが、河津川の水量はかなり増していて、流れ込んだ海を茶色く濁らせていました。上流に向かってクルマを走らせていっても勢いよい流れと茶色く濁りきった様子はかなりの迫力でした。

そこでふと思い出したのが、

『静岡県賀茂郡河津町の生ワサビ付きわさび丼』(^_^)/

・・・です。『孤独のグルメ』の中でも屈指の人気メニューである『わさび丼』のお店はこの辺りだったはず。慌てて調べてみると、やはりこの近くということでカーナビでチェックしながら走る。近づいて来たなぁと思いつつ、河津七滝ループ橋を渡ると通り過ぎてしまった。どうやら、途中で川沿いに降りるのが正解だったらしく、Uターンして再びループ橋を渡り、脇道へ。しばらく走るとああった(^_^)/

お店巡りでも来ることはないだろうと思っていた『わさび園かどや』が目の前に!
お店巡りでも来ることはないだろうと思っていた『わさび園かどや』が目の前に!

これが『わさび園かどや』さんである。色々なテレビで取り上げられている有名店。お昼時だし混んでいるかと思ったけれど、先客は2組程度と空いていた。入店して、メニューを見ながら注文するものを選び、注文し終わった頃、クルマがたくさん駐車場になだれ込んできて、店内が急に満席に。もう少し遅かったら、すぐには入れなかったかも知れない。運が良かった。

さて、待つこと数分。

生ワサビが2本。茎を取り除いて、茎側から擂り始めます。
生ワサビが2本。茎を取り除いて、茎側から擂り始めます。
鮫皮のワサビ用のおろし器。金属製よりも滑らかに摺りおろせます。
鮫皮のワサビ用のおろし器。金属製よりも滑らかに摺りおろせます。

生ワサビとおろし器が運ばれてくる。説明によると生ワサビは茎を取った方から摺り下ろすのが正解、ワサビは先端の方が辛いらしい(ドラマで見たから知っていたけれど・・・)。早速、茎を折って、摺りおろし始めますが、これが結構大変。丸く丸く円を描くように摺りおろすのですが、最初のウチは摺りおろせず、結構な力が必要なことが分かります。摺りおろせると鮮やかな緑色が目に鮮やか、そしてワサビの香りが漂い始めます。

ワサビをご飯の上にのせます。付け合わせにワサビ漬けなどがついてきます。
ワサビをご飯の上にのせます。付け合わせにワサビ漬けなどがついてきます。

何とか頑張って2本分のワサビを摺りおろし、鰹節のかかったご飯の上に乗せます。お店の方の解説によると、『醤油はワサビに直接かからないように回しかけ、ワサビを崩しながら食べて下さい』とのこと。

さっそくワサビを少しご飯の上に取り分けて食べてみます。もちろん、ワサビですからツーンっと来る感じはしっかりとありますが、スッと鼻を抜けていき、それほど強烈な印象はありません。やはり、普段使っているワサビとは全く別物。むしろ、心地良いぐらいの刺激です。調子に乗ってワサビの量を増やしすぎると痛い目を見ますが、基本的には爽やかな感じで食べ終わることができました。

生ワサビの緑はとても鮮やか。それに負けないほどに爽やかな辛みがありました。
生ワサビの緑はとても鮮やか。それに負けないほどに爽やかな辛みがありました。

もし、お店が空いていれば、もう一杯ぐらい食べても、もしくは生ワサビ付きの蕎麦を頼むのもありかと思いましたが、店内は満席の賑わいで、追加注文をしたらいつ届くか分からないような感じだったので、お会計を済まして、外へと出ました。

想像を上回った『ワサビ丼』。遠くのお店はなかなかチャンスがありませんが、このタイミングで訪れることができたのは運が良かった。また来たいと思いますが、片道3時間ぐらいかかることを考えると、旅行のついでじゃないと難しいかなとも思います。でも、また食べてみたいと思いました。

そんなこんなで今回の旅を締めくくり、天城越えルートで新東名高速へと進み、帰路につきました。なんとなくクルマに乗っている時間が長かったのですが、少しはリフレッシュになったかなと思います。

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