昨日、家に帰るとお葉書が届いていました。差出人は中学校の時の部活の顧問の先生。最近はすっかり年賀状だけのやり取りとなってしまっているのですが、学生生活を振り返ると最も影響を受けていた先生なのです。中学校2年の時に颯爽と現れ、ホントに色々なことを教わりました。たぶん、僕のイメージの中にある顧問と部長の関係は、当時の先生と僕の関係が原型となっているのだと思います。
さて、お手紙の内容は副校長着任のご挨拶でした。ちゃんとした大人はきっとこう言うものを送るものなんだなぁとマジマジと眺めていたのですが、なんだか面白いなぁと思ったわけです。自分が教務主任になったタイミングで、昔の顧問の先生から副校長着任のお知らせ。偶然とはいえ、出来すぎている。
そこで、ちょうど10年ぶりぐらいになりますが電話をしてみようと思いたちました。こんなタイミングでもないとなかなか電話する機会もないしと。すぐに電話をしようかとも思ったのですが、恐らく7日は中学校の入学式なので、副校長としての入学式前夜に電話してもと思い、1日延期して、今日電話することに。
家に帰り、自分の部屋から電話をかけると留守電。1時間後、電話をすると奥様が出られた。今、手が離せないとのことなので5分後ぐらいにかけ直すことに。ドキドキである。なにせ、直接お話をするのはたぶん10年ぶりである。
5分と言われたが、しっかり5分でまだ用事が済んでなければ申し訳ないと思い、余裕を観て10分後にかけ直そうと思って、電話の前で座っていると電話が鳴る。電話番号を見ると先生の家の番号だ。ヤバい、出たらつながる(>_<) しかし、今更出ないわけにも行かない。意を決して、恐る恐る出る。
『○○○と申しますが、稲葉さんのお宅でしょうか』『稲葉でございます』『稲葉?』
という感じで10年ぶりの会話が始まりました。電話した理由を話したら大笑いされてしまった。お互い年を取るわけだと。そして、面白いもので最初にいわれたのが『声が全然変わらないなぁ』ということ。この辺はウチの部活の先生らしいところかもしれない。
でも、仕事のことや明日に控える入学式の司会のことなど色々と相談したら、ポイントを端的に挙げてアドバイスをしてくださった。良い感じに力の抜けた的確なアドバイスも当時のままな感じだった。また、話を聞いていると転任も副校長となると大変そうで、ウチに転任したばかりの教頭先生にも優しくしてあげようと少し思いました(・ω・)
明日がいよいよ始業式と入学式です・・・(>_<)