ワトソンとエジソンとグレイ

昨日は秋季発表会がありました。
公演終了後、懐かしい顔を発見。前の学校の卒業生が観に来てくれていました。

『A Midair Knight’s Dream』で『チャーリー』、『La Esperanza』で『ワトソン』を演じたM.Y、『Alice!』で『料理長』、『La Esperanza』で『エジソン』を演じたR.Y、そして『Alice!』で『三月ウサギ』、『La Esperanza』で『グレイ』を演じたA.Kの3人。思い返せば、彼女らが入学してきた頃、初めて脚本を書き始めたのでありました。

ワトソンは入学した頃から科白を綺麗に読める子でした。チャーリーを筆頭にずいぶんと変わった役を演じましたが、どの役も役柄の面白さを引き出してくれる器用さがありました。思い切りも良く、『Alice!』の『メアリー』も『La Esperanza』で『ワトソン』も彼女ならではの魅力にあふれた役柄だった。また、彼女のデビュー作であった『A Midair Knight’s Dream』では、チームを組む『サム』を演じた先輩が本番直前まで夏期ホームステイに行き、練習があまり出来ない中、本番を迎えたが、堂々と演じていた。なかなか出来ないものだと感心したことをよく覚えている。

エジソンは1年生のと後半に急成長を遂げた。今ではすっかり宝塚っぽい脚本を書くと言われるが、当時は三谷幸喜さんや後藤ひろひとさんの影響の強い作品を書いていたのだが、彼女は特に後藤さんのお屋敷シリーズに登場していた楠見薫さんの演技をお手本にして急成長を遂げた。記憶にある限り、それ以前はかなり遠慮がちに科白を発していたが、嫌らしいぐらい堂々とした科白回しに見る見るうちに変化していった。面白いものだなぁと思った。料理長は楠見さんをイメージして書いた役だったが彼女は堂々と素晴らしい演技でやってのけ、一癖ある役のよく似合う役者に成長した。

グレイは中途入部だった。確か冬頃、2月ぐらいだったと思う。後にも先にも中途入部は彼女だけだ。4月にうっかり入部するのは分かるが、半年以上経過して、演劇部が理不尽に厳しいことも聞いていただろうに入部したいと言うのだから、よほどの覚悟だろうと思った。彼女はの目標は明確だった。声優になりたい。当時の彼女の声はとにかく高くて線の細い声だった。なので、その覚悟に応えて、声量を大きくすることとクリアに話すこと、感情を言葉に乗せることを伝えたかった。どのくらい役に立ったかは分からないが、昨日、無事プロダクションに入れたと聞いてホッとした。今日、名前で検索したら確かに出て来て、大手のプロダクションでさらにホッとした。

そんな彼女らも、もう大学を卒業する年齢に。ワトソンとエジソンも就職が決まったらしい。年を取るわけだ。昨日は来ていなかったが、ベルも元気にはしているらしい。たまに会えると嬉しいもので、本当はもう少しゆっくり話したかったが、発表会中だとそうも行かない。

でも、演劇部顧問ももう10年目。こういう機会が少しずつ増えるのかなとも思う。

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