『ラ・マンチャの男』を観に行ったせいか『王様のレストラン』を観たくなって、夜な夜なDVDを見返しました。
1995年4月期にフジテレビで放送された『王様のレストラン』。脚本は三谷幸喜さん。今だに料理番組ではこのドラマのサウンドトラックが使われているほど、のちに大きな影響を残したドラマです。
当時、高校2年生だった僕はこのドラマで松本幸四郎さんを知り、どうしても舞台を観たくなって、6月に青山劇場へ通い、『ラ・マンチャの男』を知ります。
もう17年も昔のドラマですが、今見返してみても、まったく色あせることのない魅力に溢れたドラマです。当時はやっていたトレンディードラマと呼ばれるドラマは世相や流行を色濃く映し出していましたが、このドラマはそういったものは描かれません。
1軒のレストランの中で展開される、そこで働く人々の日常を描いた作品。ロケ映像と言えば店の外見ぐらいのもの。時代を感じるものと言えば厨房で音楽を聴くのがポータブルCDプレーヤーというところぐらい。
このドラマはとにかく登場人物の一人一人がとても魅力的で、誰一人として欠くことができません。そして、そこで展開されるストーリーは軽快で上質なコメディ。
何度観ても飽きないドラマ。
一晩で全部見てしまったので寝不足です・・・