埼玉県高等学校演劇連盟 事務局長着任挨拶

(埼玉県高等学校演劇連盟総会での着任挨拶を掲載しておきます)

2018年度役員人事のご審議ありがとうございました。只今、事務局長を拝命いたしました県立新座柳瀬高校の稲葉です。2018年度事業計画のご提案の前に、一言、ご挨拶を申し上げます。

はじめに、前事務局長におかれましては、3年前、現副会長の関東高等学校演劇協議会、事務局長就任に伴い、急遽、空席となった事務局長をお引き受けくださり、3年の間に埼玉県から4校を全国の発表会へと送りだす労をお取りくださいました。

本来であれば、この場におきまして、連盟顧問にご推薦申し上げるところですが、今しばらくの間、後進の指導にご尽力いただけるとのことですので、それは後刻改めてとさせていただきます。先生、ありがとうございました。

さて、埼玉県高等学校演劇連盟の総会は顧問の先生方と部員の皆さんが参加する形で行われています。この機会に、この場をお借りし、顧問の先生方、部員の皆さんのそれぞれにお願いを申し上げたいと思います。

まず、主に顧問の先生方へのお願いです。

埼玉県の演劇連盟の加盟校数はこの数年、100校前後で推移しています。全国高等学校演劇協議会の加盟校数が約2100校ということを考えれば、比較的大規模な連盟であるといえます。そのため、演劇連盟の最も大きな行事である中央発表会の運営について、これまでは慣例として、出場校の顧問は運営には携わらないようにしてまいりました。

今回、事務局長にと打診を頂いた際にも、そうしたことが話題となりました。過去には事務局長の学校が出場校となり、事務局長が運営から外れるということもありましたし、実際、私自身も3年前に事務局に復帰しましたが、昨年・一昨年と出場校の顧問であったため、事務局次長でありながら、慣例により中央発表会の運営には積極的に関わることはできず、引き継ぎもままならない状態にあります。こうしたことは中央発表会の審査に対する公平性や透明性の観点では優れた配慮でありましたが、一方で中央発表会に頻繁に出場する学校の顧問を中央発表会のみならず、連盟の運営からも遠ざける結果となっていたことは否めません。

しかしながら、他県においては、中央発表会やブロック大会、全国大会に出場している顧問が、むしろ連盟活動の中心を担っている例が数多くあります。今後、県立高校の再編計画に伴う加盟校数の減少や、連盟役員の世代交代が進んで行くにあたり、埼玉県におきましても審査の公平性や透明性を担保しつつ、全ての演劇部の顧問の皆さんに中央発表会の運営、延いては連盟の運営に参加して頂く形へと移行していきたいと考えております。事務局におきましても、中央発表会への出場の有無に関わらず、それぞれの業務を、通常通りに行って参りますので、ご了承頂きたいと思います。

今回の役員人事案におきましても、全国大会に出場した学校の顧問の皆様に新たに連盟役員をお願いしております。今後は是非、芝居作りで県の中心となっている顧問の皆さんには、運営の面におきましても中心となって頂きますようお願い申し上げます。

次に主に部員の皆さんへのお願いです。

テレビや新聞などでも話題になっていますが、近頃、学校の部活動をめぐって様々な問題が提起されています。その中には運動部・文化部を問わず、休日や祝日に大会などを設定しないように、というようなことも含まれています。埼玉県においても休日・祝日に部活動の大会を催すことは好ましくないとされていますが、演劇連盟では、演劇部の春季・秋季の発表会について、演劇はお客様に観て頂いてこそのものと説明し、お客さまが来場しやすい休日に発表会を設定したいと関係各所にお願い申し上げ、許可を頂き、様々な支援を受けております。

そこで部員の皆さんには、会場にお客さまを呼ぶ努力をなお一層、怠らないようにお願いしたいと思います。そして、中央発表会に是非、足を運んで頂きたいと思います。昨年の中央発表会で1階の客席が満席となったのは僅かに1校でありました。お客さんに来てもらうために休日に開催したい、と言いながら、客席に空席が目立っては説明を納得して頂くことはできません。休日に開催すべき理由をきちんと示していかなければ、どこかで、世の中の流れに流されてしまい、5年後、10年後の後輩たちに現在のような発表会の形を残すことができないかもしれません。この点について、是非、部員の皆さんにご協力をお願いしたいと思います。

埼玉県高等学校演劇連盟は70周年に向けて、大きな岐路に差し掛かっています。是非、演劇連盟の活動、運営に興味を持っていただき、ご協力頂ければと思います。

 


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