『Snow White? Bloody Red!』観劇

行ってきました北千住。東京の西側に済んでいると山手線の東側に行くことはあまりなく、北千住に行ったのは5年ぶり。水色とピンクのクマを世の中に送り出してから、もう5年も経つんですね。色あせるわけです(^_^;)

さて、自分の作品が他の人の演出によって上演されるのは2回目。しかも今回は知り合いでもなく、特に縁もゆかりも無い団体による上演。だから、容赦なく初演とは全く異なる演出がされる。これは、なんとも不思議な感覚です(*_*)

………というのも、作・演出で上演していると書いている段階でイメージしている絵がある訳です。特にいくつかのシーンは音楽や明かりのイメージ付きでハッキリと『こう』という思い込みがあります。

特にこの時は『白雪が毒林檎を食べるシーン』と『ラストシーン』に拘りがありました。簡単に言うと稽古前からこの2シーンだけは完成形が頭の中で再生されていたわけです。ですから、違う演出が目の前で展開されると、やっぱりちょっと違和感がありました(+_+)

でも、自分の脚本が自分の手を離れて、初めて脚本を読む人によって何らかの解釈がされて、セットが作られ、衣裳が作られ、音楽が選ばれ、照明がプランされて上演されるというのは面白いものです。

だって、この作品がこういう形で上演される日が来るなんて夢にも思わなかったから(@@)

今日、上演してくれた団体の素晴らしかったのは、僕の書いた『ある種の演劇スタイル』に特化された脚本を、自分たちの方にグイッと引き寄せて、自分たちなりの解釈で挑んでくれたことです。

これは嬉しくもあり、心強くもあります(^_^)/

何故は僕の周辺には『演劇とは斯くあるべき』と偏った演劇論を振りかざす人がよく現れます。『私はこういう演劇が好き』はわかります。僕も好き嫌いがありますから。でも、『こうじゃなければ演劇じゃない』というのは随分と狭い了見だなと思います。

今日の上演も僕の文法にあわせれば全然違います。観ていてフラストレーションが溜まらないわけではありませんでした。でも、それでいいんです。この作品の新しい面を見ることができたのは貴重な機会でしたし、きっと、初演より今日の上演のほうが良いという人がたくさんいると思います。

久しぶりに行った劇場の客席でそんなことを考えていました。


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