高校演劇が好きな部長と嫌いな顧問

ウチの部長は高校演劇が好きです。特に観るのが。その顧問は高校演劇が嫌いです。特に観るのが。そんな2人がコンビを組んでいて、顧問が高校演劇に関する話題を念のため、後ろ向きに振ると、部長から前向きな答えが返ってくるというのがこの2年間の日常の風景。

昨日も高校演劇サミットのワークショップがあったのですが、来週が中央発表会だし、ワークショップにはネガティブなので、どうしようかなと考えていたのですが、部長に聞くと『行きたいです』という。で、行ってみると大きな収穫がある。そんなことの繰り返し。

元々、彼女は某芸術高校に行こうと思っていたそうな。もし、彼女がその学校を選んでいれば広島総文に2年生として参加していたかもしれません。高校演劇が好きなのは分かっていたので、埼玉県から5年ぶりの全国大会出場に乗れなかったのは勿体なかったなぁ、と。そんなこともあって、高校演劇が好きなら少しはコンクールを体験させなきゃか、さすがに全国は無理でもせめて中央には連れて行かねば考え始めます。

そのためには秋の演目を早く決める必要があるだろうと考え、4月ぐらいには秋は『Love & Chance!』で臨もうと決めていました。その後、春とコピス、新人公演を終えて、秋に向けての稽古が始まったのが広島総文の頃、ウチの部長は佐賀東さんに夢中でした。

こんな感じで『あんなこと言ってたなぁ・・・』と思い出したことが行動に結びつくことが多くあります。

例えば、全国に行くにあたって、『1年前は佐賀東さんに夢中だったなぁ』とふと思いだし、生徒講評委員会に佐賀東さんが来ていることを知れば、これは何とかして引き合わせなきゃと人見知りなりの勇気を塗り絞って、奔走したりします。そうやってアンテナを張り巡らしていると、そこから派生して、彌富先生の『生徒講評委員会の討議を聞いておけば良かった』というTweetに触れることができて、『それなら是非、聞かせねば!』とバラし後に衣装のまま会場に連れて行ったりするわけです。

例えば、高校演劇サミットのこともそう。『高校演劇のイベントで最初に知ったのは高校演劇サミット』って言ってたなぁというのが頭の中にありました。そこに精華さんの芝居が『事件』だという情報が流れてきたことによって、観に行こうと思い、精華さんと甲府南さんに出逢いました。たぶん、精華さんと甲府南さんとの出逢いは、僕の今後の顧問生活を大きく変えることになる出来事だったと思います。高校演劇サミットについて言えば、今回はその上、出演もさせて頂くことに。これも部長に『どうする?』と聞くと、『出てみたいです!』というのでエントリーしてみたというのが実際のところ。

こうやって色々とやってきて、この1年半。結局のところ、顧問を変えるのは部員でしかなく、そういう意味でウチの部長は随分と頑張ったのだと思います。その結果、彼女はまだこれから卒業までに中央発表会、高校演劇サミット、卒業公演、山梨オープンと8公演に臨むことに。進学先でも演劇を続けることになる彼女にとっては良い経験になるかなと。実は顧問は密かにあと3公演ぐらいは追加できないかとも考えていたりするのですが。

最近、勝手に師匠だと思っている中村先生的に言えば顧問を最大限、利用してもらえたのなら何よりだし、部員を利用するような顧問にはなりたくないし。でも、そういうきっかけが転機になるのだから結局、顧問と部員の関係はお互い様なのだと思う、今日この頃です。


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