『Ernest =SEQUEL “Can’t Stop Fallin’ in Love!”』初演

と云うことで迎えた『Ernest =SEQUEL “Can’t Stop Fallin’ in Love!”』の初演。コピスが日曜日開催となった時に、何とかコピスにお客さまを呼びたいと、とりあえず地区の芝居の続きをコピスで上演したら、地区の人たちが観に来てくれるのではないかとのコンセプトで始まった春の連作。今回は3作目ということもあり、やっとこの連作方式にも慣れてきたような気がしますが、大変は大変。でも、楽しみにしてくれている方も多いので、もう少し頑張ってみようかとも思っています。

さて、今回の演目『Ernest =SEQUEL “Can’t Stop Fallin’ in Love!”』の原作はオスカー・ワイルドの『The Importance of Being Earnest(真面目が肝心)』。もう随分とこの作品については、ここにも書いてきたけれど、いわゆる「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)」的な手法で表現された喜劇作品です。

この作品はもともと3幕ないし4幕で構成されています。普通に上演すると、少なくとも1時間半から2時間ぐらいの脚本かなと思います。今回は1時間の公演と云うことで、まず1幕で終われるように物語を再構成。舞台装置も上下にアーネストとアルジャノンのフラットを配して、その間を舞台後方の街路でつなぐというシンプルなものにして、まずロンドンと田舎の移動をカット。全ての話がロンドンで展開するようにしました。その上で2幕から登場する人物たちを序盤から登場させ、1幕と2幕で重複していた説明を同時進行を展開することによって半分に整理。

また、原作は1895年に初演されている作品なので、当時の作品らしく一つ一つの科白が長く重め。これをカットすれば短くはなるけどテンポが出ないので、科白と場面構成を整理して、粗筋的には原作通りですが、展開は原作からかなり飛躍した作品に仕上がったのかなと思います。しかし、それでも脚本字数は40,775文字(ト書きを抜くと22,498文字)、PREQUEL(前編)が34,355文字(ト書きを抜くと18,388文字)なので、かなりボリュームがありました。そのため、60分を越えてしまったのは本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m

上演のことを先に述べると、コピスの演目を考える時にはとにかく「楽しんでもらえる演目」を最優先で考えます。もちろん、色々な楽しみ方がありますが、僕なりには気楽に見られる楽しい芝居で華やかに終わるのがコピスの幕切れには相応しいと思っています。今回は念願叶ってコピスのピアノを舞台に引っ張りだし、オープニング・ムービーに併せてピアノとサックスの演奏をすることができました。エンディングもピアノ伴奏による歌唱で幕切れ。「演劇って色々できるよね」ということを知ってもらえたら良いなぁと思いつつのプランでした。

その兼ね合いで、ドアベルをSEから本物のドアベルに変えたりもしました。ピアノがせっかく生音なのに、SEをスピーカーから出すというのもいかがなものかと。必然的にそれ以外のSEやBGMも全て排除して、シンプルな会話劇としてお届けすることになりました。

もちろん、その結果について見た方のご判断に委ねるしかないわけですが・・・(>_<。)

・・・ということで、写真記録のyassallさんから学校案内用に送ってもらった写真の中から、学校案内には使えないけれど(演劇部っぽく見えないので(^^;;)気に入った写真を1枚紹介。ちなみに文字は実際に映写していたもので、合成ではありません。

オープニングの一コマ。繰り返しますか、文字は合成じゃありませぬ(・ω・)
オープニングの一コマ。繰り返しますか、文字は合成じゃありませぬ(・ω・)

(この記事はいずれ2015年6月14日 @ 23:56に移動します)


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