『Ernest! =”Can’t Stop Fallin’ in Love!”=』設定

さて、コピス用の『Ernest! =SEQUEL “Can’t Stop Fallin’ in Love!”=』に向けての頭の中の整理を始めようと思います。

前編を書き始める前にサブタイトルを決めた訳ですが、前編の『Can’s Help -ing』はまだ始まっていない動作をつい始めてしまう時に用い、後編の『Can’t Stop -ing』は既に始まっている動作を止めることができない時に用いるらしく、今回はこの2つの言葉を前後編のサブタイトルとして付けました。後半はオスカー・ワイルドの書いた通り、恋に落ちた2人がいかにして結婚へと突き進むかを描きます。

まず、物語の構成。普通に上演すれば100分ぐらいかかる作品ですから、順を追って物語を進めてしまうと薄味なダイジェストになってしまうだろうと思います。脚色の場合、原作の世界観は保ちつつ、大胆にアレンジした方が、物語を追ってカットしていくより、良い結果になることが多いというのが、なんとなく感覚的に体験してきたところです。

昨年の『Eliza!』の後編は本編の半分で終わらせました。発音を習得するところがあの作品のクライマックスの1つとして成り立つと考えたからです。また、ヒギンズとフレディーがイライザを巡って対立させたのはイライザが、男に頼る方向にしたくなかったからで、こちらは僕なりに解釈した世界観の維持が目的だったわけです。

では、今回の『Ernest!』はどうかというと、オチのあるコメディーなので作品自体をバッサリ切るのはいうことはできません。となると、物語を再構成して60分にまとめていかなければならないのだろうと思います。

そもそもこの作品は本来、ロンドンのアルジャノンのフラット、田舎のセシリー(アーネスト)の屋敷の庭園、そして屋敷内の3幕の芝居です。60分ということを考えると場面転換が2階もあるのはどうかと思うし、そもそもそれに見合った予算もありません。おそらく春季のセットを継続させて、アーネストの部屋とアルジャノンの部屋の行き来で話を進めていくのが良いのではないだろうか、と考えています。

そうなると、本来は2幕以降の田舎の場面に登場するセシリーを冒頭から登場させることも可能だし、プロポーズのタイミングを早めて、主題となるテーマを冒頭から展開し、小気味よく話を進めていくこともできる気がします。この話はアーネストとブラックネルが正面から向かい合う後半に時間が必要なので、前半には軽さが必要だと考えています。

一方で、今回はキャストの上限が恐らく7〜8名なので、その面からも再構成が必要になるのだろうと思います。キャストはアーネスト、グウェンドレン、アルジャノン、セシリー、ブラックネル、チャジブル、プリズムで7人。これで主要人物は全員なのだけれど、これでは執事レインやメイドなど物語の継ぎ目を埋めるキャラクターが配役できない。狂言回し的な役割を果たす役が必要そう。新たな役を造形するか、前編のキャラクターを継続させるか、少し思案中。

また、そこにコピスらしい華やかさをどう添えようか、と。この2年は少し派手目の演出を取り入れたりしていますが、これも色々な演目が揃うコピスならではのことで、今年も他校でピシッとお芝居を作り上げてくれる学校があるので、エンタメ路線まっしぐらな演出を考えたいなぁと思ってみたり。とにかく色々なものが観られるのがコピスと思ってもらえるように工夫をしたいと思っています。

とにかく、まず粗筋を組み立てよう(>_<。)


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